子どもを通わせたい英会話教室の選び方|着目ポイントを解説
2018.08.24
言葉というのは本来、生まれたときから親や家族の話す言葉を聞きながら学習するものです。ですから子どもに英会話を学ばせたいと思うのであれば、できるだけ早いうちから始めるのがおすすめです。
英会話教室の中には2才から通えるところもありますので、お子様本人の日本語の発達程度をよく観察しながら通わせ始めることが大切です。また英会話教室に行く前に、家で幼児のころから英語のビデオやDVDを見せるのも良いアイディアです。
ここでは英会話教室を選ぶ際のポイントや注意点についていろいろとまとめてみました。
子どもを英会話教室に通わせる前に
英語に対する子どもの関心を確認する
子どもが納得して通うことが大切
将来、子どもが国際的な立場で仕事をしていくために英語は必要不可欠な要素であることは間違いありません。とはいえ、「英語は大切だから」と親が頭から決め込んでしまって子どもに無理強いするのは考えものです。
子どもを英会話教室に通わせたいと考えているのであれば、まずは子どもが英語に関心があるかどうかをしっかりと確認することが大切です。子どもが英語に全く興味がない、あるいは小さすぎて関心がないのに無理に通わせても長続きしません。
親の判断を押し付けない
英会話に限らず何か習い事をさせようと思い立ったら、子どもが本当にその習い事を好きなのかどうかを確認することが大切です。親の勝手な判断で習い事に通わせても、興味のない分野の場合は子どもにとって苦痛になります。
無理強いすると英語嫌いになってしまい、逆効果になる場合もある
英語を上達させようと思って英会話教室に通わせたのに、本人に興味がないために英語が嫌になってしまう、行きたくないなど逆効果になってしまう可能性もあります。英語への意欲を見てから決定する
英会話教室に通わせるかどうかについては、まず子どもに英語への意欲があるかどうかを確認してから決定するのが得策です。例えば家で英語のビデオを見せながら簡単な単語を教えてみて、興味を覚えるようであれば脈ありです。逆に全然興味がないようであれば、英語への好奇心が自然に出てくるまで待ったほうがいいかもしれません。
英会話教室に通わせる目的を明確にする
目的を明確にすると、英会話教室を選びやすくなる
英会話教室の中には英語の勉強が目的というよりは英語の歌を歌って楽しい時を過ごしたり、生徒みんなで英語のアニメを見るといったりするレクリエーション的なものもあれば、本格的な文法を習うところもあります。
どんな目的で英会話教室に通わせたいのかを明確にすることによって選びやすくなります。
英語を好きになってもらう、すぐに英語を話せるまでに育てたい など
とにかく小さいうちからすぐに英語を話せるようになってほしいというのであれば、ネイティブ講師が教えている英会話教室がおすすめです。英語の発音というのは正しいネイティブの発音を子どものころに聞くことによって耳が洗練されてくるものです。ですから教室を選ぶ際にはやはりネイティブ、あるいは日本人でもアメリカやイギリスで生まれ育った講師のいるところを選ぶことが大切です。
最初はただ英語を好きになってほしいというのであれば、同年代の子どもがたくさんいて多彩なカリキュラムが組まれているところがおすすめです。
子どもに無料体験レッスンを受けさせてみる
教室の雰囲気や先生の様子がわかる
子どもというのはどんなに優れたカリキュラムが用意されている教室でも、講師やクラスメイトの雰囲気にしっくりとなじむことが出来ないとなかなか行きたがらないものです。
入学金や教材費を払ってしまった後に子どもが「行きたくない」と言い出してお金を無駄にするよりも、無料体験レッスンを最初に受けてみることで子どもがその教室を気に入るかどうか、はじめられるかなどを確認することができます。
無料体験の感想や英語学習の手応えから、入学するか判断する
無料体験レッスンを受けた後、子どもにどんな感じだったかを聞いてから入学を決めれば間違いありません。
早期英語教育のメリット・デメリット|親がサポートできることは?子ども向けの英会話教室の主なレッスン内容と特徴
英会話教室の主なレッスン内容
4~6名程度の少人数で授業を行うところが多い
子ども向け英会話教室のほとんどは4~6名の少人数制を採用しています。これ以上の人数だと細かいところに目が行き届きません。多人数のクラスがいいか少人数制のほうがいいかは子どもの性格によっても異なってきますので、やはり無料の体験レッスンを受けてみた後、最終的にどの教室を選ぶかが大切です。
シェーン英会話では、4名か、6名のグループに分かれる
「シェーン英会話」では2才児から年齢・学齢と英語学習レベルによるきめ細かいクラス分けを行っています。少人数レッスンは基本的に2~4名クラス、2~6名クラス(スクールにより異なる)で構成されています。
「英語が楽しい」ということを感じてもらう内容が充実
子どもにとっては英会話教室といっても最初のうちは難解な文法を学ぶわけではなく「英語が楽しい」ということを感じ取ってもらうことが大切ですから、例えば「jump」という単語ひとつをとっても講師が「jump」と発音するのに合わせてジャンプの動作を実際にやってみて言葉の感覚をつかみます。同様に、「立つ」「歩く」「座る」などの単語も動作と同時に体感しながら覚えていきます。
講師やクラスメイトとのコミュニケーションの中で英語だけでなく協調性も身に付く
英語の上達にはコミュニケーションが欠かせませんが、ほとんどの英会話教室では少人数のグループ制をとっており、クラスメイトとの協調性を育みながら英語の上達を図ることができます。
特徴1:年代やレベルに合った学習ができる
シェーン英会話では、2才~中学生まで13段階のレベル分けを用意
シェーン英会話は1977年から首都圏を中心に、東海・関西・九州エリアに英会話教室を展開しています。 シェーンのレッスンは段階を踏みながら繰り返し学習することで、着実にレベルアップを図れるよう構成されています。1つのユニットの中で話すこと(Speaking)を中心に4スキルの統合が図れるように設計されており、クラスレベルも2才から中学生まで14段階のレベルわけがされており、自分にぴったりのレベルできめ細やかな英会話レッスンを受けることができます。
時期を問わずいつからでも始められる
シェーン英会話では4月開講と決まっているわけではなく、いつでも始められる点がメリットです。
子どもの場合はクラスに行って「楽しい!」という思いをしないと長続きしませんから、近い年代のクラスメイトと学べるシェーン英会話は最良の環境ということができます。
特徴2:ネイティブ講師から学べる
ネイティブ講師の発音を学べる
英語はやはりネイティブ講師から学びたいものです。近年、義務教育で外国語指導助手(ALT)が活用されていますが、英語の教師のほとんどは日本人です。子どものうちからネイティブの発音に慣れておけば、英検®の受験時なども面接で戸惑うことがありません。
レッスンはすべて英語で行われる
英語の上達を早めるために、レッスン中は日本語を禁止して英語だけで会話するというルールを定めている教室もたくさんあります。
シェーン英会話では、レッスン中は英語だけで会話することをルールとしています。
ネイティブ講師から学ぶ最大の特長はレッスンがすべて英語で行われることです。英語に耳を馴らし、英語で考え、英語で伝える。すべてを英語の環境に置いてこそ、異文化理解をも含めて英語を身につけることが出来るとシェーンは考えています。
英会話教室を選ぶ際のポイント
価格は適切かどうか
入学金、月謝、教材費がかかる
英会話教室を選ぶ際にはカリキュラムの内容や講師陣のことを配慮することも大切ですが、料金が適切かどうかを考慮するのも重要なポイントです。英会話教室に入学するためには毎月の月謝の他に入学金や教材費も必要になります。
教室によっては、入学金が無料になる時期もある
教室によってはキャンペーンを開催しており、期間中は入学金が無料になることもありますから、Webサイトなどでよく確認しておくとオトクです。
複数の英会話教室のレッスン内容と価格を比較し、価格が適切か判断する
首都圏や都市圏では英会話教室が随所にみられますが、良さそうなところをいくつかピックアップしてレッスン内容や授業時間、価格などを比較して教室選びをすることをおすすめします。
教室の雰囲気はどうか
子どもたちが楽しく学習しているか
英会話教室の多くは無料で体験レッスンを受けることができます。雰囲気をよく観察して子どもたちの様子が楽しそうか、自分の子どもにも合っているかどうかを確認しましょう。
子どもが快適に学習できそうか
教室内の雰囲気や日当たりや冷暖房などといった細かい要素も確認して、できるだけ子どもが快適に学習のできる環境を見つけてあげましょう。
設備は充実しているか、教室に清潔感があるか など
教室が清潔かどうか、設備や備品等が充実しているかどうかももちろんチェックポイントのひとつです。
フォロー体制はどうか
子どもが風邪をひいた場合、レッスンの振替は可能か
子どもは風邪をひいたり熱を出したり、体調を崩しやすいものです。そんなとき、レッスンを他の日に振り替えることができれば無駄を省くことができますね。振替が可能かどうかは前もって確認しておくといいでしょう。
学習で困ったことがある場合の相談窓口はあるか
英語学習や対人関係、設備のことなどで困ったことがあった場合に専用の相談窓口があるかないかでは便利度が全然違います。
相談する相手は講師なのか、フォローしているスタッフなのか など
相談窓口の担当はできれば専任スタッフが理想的です。講師自体との折り合いがよくない場合なども専任スタッフがいれば安心して相談をすることができます。
講師がネイティブか日本人か
ネイティブ講師、日本人講師、それぞれに特性がある
講師に関して日本人がいいかネイティブ講師がいいかは気になるところですが、心情的によりよく理解してもらえるという点では日本人講師にもメリットはあります。ただ、発音や英語を話す雰囲気に重きをおくのでしたらネイティブ講師がおすすめです。
耳が敏感な幼少期のうちにネイティブ講師から教わると正しい発音に触れられる
私たちの聴覚の発達というのは子どものころ(特に4~7才の時点で)ピークに達し、その後は横ばい状態になりまので、7才になる前にネイティブ講師の英語に触れることはとても重要です。
早期から異文化に触れ合うことで異文化に対する抵抗をなくせる
発音の問題ばかりではなく、外国人と小さいころから触れ合うことも将来の国際性を育てるためには大切です。子どものころから慣れていれば異文化に対する抵抗も少なくなります。
日本人の講師は子どもの英語教育について体系的に学んでいる人が多い
日本人講師もネイティブ講師に負けないメリットがあることを忘れてはいけません。英語教育に関しては文法などを体系的に学んでいる講師が多いのも事実です。
親が子どもに英語を教えるポイント|楽しく学んで成長をサポート必ず自分の目で確かめる
英会話教室の選び方とそのポイントついていろいろと説明してきました。子どもにとっては最初に通う英会話教室の雰囲気が英語に対するイメージを決定し、それが一生ついて回るわけですから教室選びは念を入れたいものです。
「百聞は一見にしかず」、Webサイト上だけで比較していても実際に教室を見てみたら抱いていたイメージと全然違ったということもありますから、必ず実際に目で確かめて体験レッスンを受けてから入学することをおすすめします。